ニューバランス HANZO U

ニューバランスのランニングシューズ、HANZO Uについてである。

 

4月最初の金曜日は息子の入学式があって、代休を取得した。引っ越して来てから保育園、幼稚園を経て、今回の小学校入学である。心配事もあるが、希望に満ちた息子を嬉しくそして頼もしく感じた1日だった。

 

4月は始まりの季節。息子を見習って心機一転、何かを始めようと思った。

 

最近は忙し過ぎて、自分でも回っていない実感がある。やるべきこと、やりたいことが全くできずに1日が終わることもある。この流れを絶ちきるべく、軽く運動をすることにした。運を動かすと書いて運動、である。

 

思い立ってすぐにできる運動と言えばランニングかウォーキングである。久しぶりにランニングシューズを取り出して、30分ほどかけて5キロ走ったのが、金曜日の晩。

 

土曜日も午前中にコースを変えて5キロ走った。走り始めてすぐにソールに違和感があった。踵のソール剥がれだ。この日はそのまま30分かけて5キロ走ったが、出鼻をくじかれた感がある。

 

夕刻、近くのスポーツショップへ行った。新しいシューズが手に入るまでに2、3日待つことになると、そのまま走ることを止めてしまいそうだ。今日欲しい、今すぐ欲しい。早速幾つか試し履きした。

 

流行りのナイキの厚底は違和感有りすぎた。元々のランニングシューズがナイキのZOOM SPEED LITE。履き心地に満足していたとは言えない。ソールが剥がれた件については、加水分解でどんなランニングシューズにも起こり得る。ナイキに罪なし。しかし相性というものもある。今回はナイキを見送ることに。

 

次の候補はアシックス。普段は仕事用の安全靴でお世話になっている。がしかし試し履きしたモデルはどれもこれも普通であった。試し履き程度ではナイキもアシックスもその良さ、長所が分からないが、こちらは素人なので、しっくりくるかこないかで選んでしまう。

 

現品限りの特価コーナーで、たしかブルックスだったと思うのだが、試し履きした靴はしっくり来た。これに決めようかと思ったが、特価とはいえ7800円と予算オーバーであった。

 

最後に履いてみたのはニューバランスのHANZO Uである。履いた瞬間驚いた。しっくり来るどころの話ではない。まさに足とシューズが一体になった感覚があった。ブルックスよりも断然良い。これに決めた。

 

しかし問題は価格である。背に腹は代えられない。サイズだけ確かめて翌日届くカラーのものをAmazonで買うことにした。クーポンが6000円分あったので、500円程度の出費で手に入った。

 

さてHANZO Uである。

 

まずその名前。ニューバランスのモデル名と言えば数字である。なのになぜHANZOなのか。そしてロゴマークおもちゃ屋さんで見かけそうな小学生男児が喜びそうなデザインである。全体的には今時のランニングシューズ然としているのに、名前とロゴマークでかなりださく感じてしまう。

 

しかし、履き心地には満足している。もともとが日本人向けに開発され20年以上にわたり親しまれてきたランニングシューズ1040の後継モデルというだけあって、しっかりと作られていそうである。シュータンに足が包み込まれしっかりとホールドされているのに、締め付けられている感じがしない。

 

そしてニューバランスと言えばインソール。クッション性が良い。土踏まずの盛り上がりが少し気になるが、ニューバランスのインソールは総じて優秀である。現役を引退した我が996のインソールをアシックスの安全靴に入れて今も使っているくらいであるので、HANZO Uのインソールも期待を裏切らず安心した。

 

早速届いたその日に近くを走ってみた。息子と一緒に三キロほどをゆっくり走った。これまでのランニングシューズよりも明らかに良い。名前とロゴマークも走っている最中はもちろん気にならない。

 

いつまで続くか分からないランニングではあるが、この靴のお陰でしばらくは続けられそうである。