我が家にメキシコ製のMartinがやって来た! 後編
アコースティックイン訪問後もウクレレ探しは続きます。あくまで狙うはコア単板のコンサートサイズのウクレレです。
Martinやコアロハやカマカ、そして北浜のベーシスレコーズで扱ってるVento Music等の職人系など、、、。
予算は5万前後でしたが、良いなと思うのは7万から15万くらいします。なんか高いんです。でも高いからこそ何本も買える代物ではなく、満足のいくものが欲しくなります。
ウクレレついでにギターも見てみました。家に帰って何気なく価格を調べてみると5万円くらいからあるではありませんか。しかもあのMartinです。当然メキシコ工場製なのですが、ウクレレの時に引っ掛かってたメキシコ製が、ギターになると気にならない不思議。
なんならメキシコて映画リメンバー・ミーの舞台だし、ギターのイメージ、強いです。ものは捉えよう、考えようです。
メキシコ製が気にならないとなると予算的にはウクレレもギターもほとんど変わりません。というかLittle Martinであればウクレレよりも安いのです。
扱いやすさや買ってすぐに楽しめるのは経験が少しあるウクレレですが、新たな挑戦として憧れのアコースティックギターを始めるには今しかない。そう思うようになり、再び情報収集の日々です。
この間も当然のようにウクレレを楽しく練習していて、ウクレレを買う可能性もゼロではありませんでしたが、調べれば調べるほど、特にソロギターのユーチューブを見るほどに、アコースティックギターが欲しいと思うのでした。
優先順位がアコースティック>ウクレレになりました。
決定的だったのは斎藤誠氏のMartinトラベルギター弾き比べ動画です。
トラベルギターというのは旅行にも持っていけるような少し小さめのギターのことで、バックパッカーやLittle MartinのLXシリーズなどが順番に演奏で比較され、それぞれのモデルの音の感じがよくわかりました。
例えばLittle MartinのLXMEとLX1E。前者がハイラミネートプレッシャーという集成材に対して、後者がトップはスプルース単板。価格差はLX1Eの方が5千円高くなります。
LXMEだけ聞けばとても魅力的なのですが、そのすぐ後にLX1Eを聞くとあら不思議。明らかに音が良く聞こえます。LXMEが少しこもった感じなのに対して、LX1Eはカラッと明るくなったような気がします。
そしてドレッドノートジュニアの演奏が始まると、LX1Eよりもさらに良く聞こえるのです。迫力もあります。
まあ、良く聞こえると言うのは、自分の好きな音というか、気に入った音と言うことなのですが、音楽ド素人の自分でも違いを感じ取れたことが驚きでした。ドレッドノートジュニアは8万円程度で、予算的にオーバーしているのですが、もう何としてもドレッドノートジュニアが良いのです。
タイミング良く楽天でポイントが10倍くらい付くお得なドレッドノートジュニアを見つけました。これで実質72,000円です。さらに手持ちのポイントが1万ポイントほどありました。これで実質62,000円まで下がった計算です。
こんな感じで都合良く解釈して何とかなる算段を付けました。
楽天カードだと、5と0がつく日に買い物するとポイントが5倍になります。さらに楽天イーグルスが試合に勝つと、2倍。25日に決めようと思って迷っていると、、、売り切れてしまいました。
ショックと焦りから若干冷静さを失いながら、販売価格は同じながらポイントは低めのお店でポチッ。今度は無事購入できたと思いきや、次の日に欠品の連絡が入りました。「WEB情報更新遅れによりご迷惑をお掛けしてしまい・・・」云々、一方的にキャンセルされてしまいました。別のお店で三度目の正直で購入したのが、今回のDJR-10-02というモデルです。
ちなみにドレッドノートジュニアには3つのモデルがあります。
①トップスプルース単板モデル DJR-10-02
②トップスプルース単板のサンバーストモデル(生産終了) DJr-10 Burst
③トップサペリ単板モデル DJR-10-01
(さらにそれぞれのモデルにピックアップ付があるので、正確には6モデルとなります)
サイド(側面)とバック(背面)は3モデルともサペリ単板です。
サペリというのはマホガニーの代わりとして低価格帯のギターに使われている木材とのことで、③は定価は①②と同じですが、実勢価格は1万円ほど安く出品されていました。
1万円差は大きいのでユーチューブで比較動画を必死に探した結果、サペリは音がこもっているというか、しっとりしている感じ。もともとドレッドノートジュニアのからっとしてて迫力のあるところに惹かれたのでスプルースにしました。
②のサンバーストは実物を見る機会があったのですが、弾ける人には良いのでしょうが、弾けない私が持つとおもちゃのように見えそうでやめました。
83,600円に後日9,196円分とさらに5%還元で3,595円分の楽天ポイントが付く計算です。
上手に弾けるようにならないと全く意味がない謎のこだわりのもと、大本命のドレッドノートジュニアを遂に手にすることになりました。