髭剃り探訪

引っ越してからしばらくは、学生時代に通っていた美容院で散髪をしてもらっていたが、車で片道一時間以上かかってしまい、なかなか煩わしかった。

 

そんな折、近所に面白そうなbarberができて行ってみたところとても気に入ったので、その後はここに通っている。

 

barberなので顔剃りをしてくれるのだが、蒸しタオルやブラシで塗られる泡やカミソリでジョリジョリされる感じが新鮮で気分が良い。リフレッシュできる。しかし、自らカミソリで髭を剃るなどこれまで考えもしなかった。危険、剃刀負け、出血、ヒリヒリなどネガティブな印象しか持っていなかった。

 

普段使用しているのは電気シェーバーである。パナソニック(サンヨーだったかも)→ブラウンを経て現在はパナソニックである。毎朝5分程のドライシェービング。切れ味に満足しているわけではないものの、不満に感じているわけでもない。楽しんでとかリフレッシュとかではなく、必要だからやっているに過ぎない。外刃、内刃とも交換したことはない。そろそろ新調した方が良いかなくらいには感じていた。

 

たまたま3泊4日の出張時にあまり意識することなくジレットのカスタムプラスEXという使い捨てカミソリを買った。宿泊先の大浴場にシェービングフォームが備え付けてあって、barberとはほど遠いものの、なかなかスッキリしたのである。カミソリが一気に身近な存在になった。

 

ジレットのカスタムプラスEXは3本入りの安価な使い捨てカミソリである。刃は二枚刃である。家でも使ってみたが、これはこれでありだと思った。

 

次に買ったのは、同じくジレットのカスタムプラス3プレミアという、三枚刃の使い捨てカミソリである。これにシックのシェービングフォームを併用して使ってみたところ、スッキリ感は増した。が、出血も増えてしまった。この辺は回数を重ねてコツを掴んでいくしかなさそうだ。

 

ちなみにシックのシェービングフォームは特にこだわりがあって選んだわけではない。たまたまジレットのものが売っていなくて、見覚えのあるデザインのものを購入しただけである。シェービングフォームの選択肢も多く今後楽しみである。

 

カスタムプラス3プレミアムは使い捨てといいながら、センサーエクセルという二枚刃の替刃が使えるようである。このセンサーエクセルという二枚刃は定番品らしく、愛用者が多いようだ。センサーエクセルのホルダー(持ち手)は日本では販売終了となったようだが、海外では今も売られているらしく、インターネットで平行輸入品を買うとタイとかインドから出荷されてくるようだ。まあホルダーは良いとしても、センサーエクセルという二枚刃も気になるところである。

 

こんな感じでインターネットでいろいろと調べていくうちに、ますますクラシックシェービングに興味がでてきた。電気シェーバーよりもT字カミソリよりもさらに時間も手間もかかるので、忙しい朝にクラシックシェービングをする余裕はないかもしれない。しかし、通っているbarberのような気分の良さが少しは味わえるのではと期待している。

 

選択肢が多いことも興味をそそられる一因だ。ホルダー、替刃、シェービングフォームをどれにするか、そしてその中から自分のお気に入りがどれになるのかなど楽しみである。